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見送りには行かないよ!

と、言ったのがショックだったのか、出発当日まで携帯には

『本当に来ないのか?』

と、何度も送ってくるのは、子離れ出来ない親父だ。



空港には彼女が送って行くと聞いていたので、行かなくて正解だった。


「本当に良かったのか?」


「永遠の別れじゃないんだから、いいの!」


「そうか…、まぁ、電話も出来るしな、豆に連絡してやれよ」


「うん」


「あ~あと荻野にも…またお前返信してないんだろ」


「あっ…忘れてた…」


返すつもりで、文面を書いては消しての繰り返しをしているうちに、寝落ちしたのが昨夜…


「わりと凹んでるから、早めに返してやって」

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