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荻野先輩とは旧館の出口で別れ、私は一人正門に向かって歩いている。

ほとんどの生徒が帰った後なのか、正門のロータリーには、送迎の車は列をなして止まっているという事はなく、徒歩の生徒や、自転車の生徒が数名居るくらいだった。


荻野先輩かぁ…

モテそうだなぁ…


会えるねって、特別本が好きでもないけれど、暫く通ってみるのも良いかも知れない。

差出人が、もしかしたら、来るかもしれないし!

私の事を知っているはずだから、何かしらアクションおこしてくるかもだし…


あっ!帰りスーパー寄って帰らなきゃ!

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