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まだ行った事もない旧館にある図書館に向かっている。
差出人のない手紙に半信半疑ではあったが、嘘でも行くだけなら!と…
旧館はドラマや映画の撮影でも使われると聞いた。
館内はひんやりとしていて、夏場は涼しく、冬場は暖かく、空調や、エアコンの類は付いていないらしい。
少し進むと右手に大きな両開きのドアが出て来て、ドアの上木の板で図書館と書かれている。
ここを開ければ、兄を知っている人が居る。
『探さない事』と、入学の条件に出されていたけれど…
そんなものは、どうとでもなる!
偶々を装えば良いじゃない?!
重たさを感じるドアを手前に引き、体が入る分だけ開けて中へと入った。
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