第69話  宝のありか

ユキヒロは「はい、こちらはシステナリア社の内部心理科のユキヒロです。ご依頼は何でしょうか?」と電話口で尋ねた。

タカユキが「あの僕は、タカユキと言います。小学5年生で妹は、ユカで小学3年生です。妹の白いクマのぬいぐるみのありかが書いて有る暗号が有るので、今からメモしてください」と伝えた。

そしてユキヒロが「メモ帳準備が出来たので、よろしくお願いします」と話し掛けた。

タカユキが「じゃ、言いますね?コストコニシアレルゲヨ。ヒント コダウテエヌンで、この暗号です」とユキヒロに教えた。

ユキヒロが「ありがとう」と感謝をして暗号を解き始めた。

ユキヒロが「コスコトニシアレルゲヨ。此処にあるよ。ヒント、コウエン」と言う文字が浮かび上がった。

ユキヒロは地図を出して、オモテマチコウエンの砂場の隅にブルーダイアモンドの白いクマのぬいぐるみがある事を知り、車で向かった。

ユキヒロが白いクマのぬいぐるみを取って来て、タカユキに「このオモテマチコウエンの砂場の隅に置いてありましたので、今から届けに行きますね」と電話で連絡をした。

タカユキが「ありがとうございます。このクマのぬいぐるみは生前亡くなった父に頼んで買って貰った物なんです」とユキヒロに話し始めた。

ユキヒロは「そうですか?私も随分前に、強盗に命を狙われて亡くなった妻のミミアを思い出しました。その気持ちや大切な物を愛用して居る思いは、良く分かります。今回は見つかって良かったですね」とタカユキに話をしてクマのぬいぐるみを渡し、車に乗って帰って行った。

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