第68話  システナリア社

ユキヒロは電話が鳴ったので「はい、こんにちは」と電話に出ると、社長が「システナリア社の社長で8代目になります。坂田と申します」と電話があった。

ユキヒロが「坂田さんですか?システナリア社とは?」と坂田に尋ねた。

坂田が「そうです。システナリア社の内部心理科ですが、どうですか?働いて見る気はありませんか?」と誘われた。

ユキヒロが「今、カズキと言う息子を生んだ時に強盗に入られて、亡くなってしまって、カズキを幼稚園に預けてからそちらに向かいます」と話し掛けた。

坂田が「分かりました。では、明日からお願いします」とユキヒロとの電話を切った。

ユキヒロが「幼稚園に迎えに行くから待っていろよ」と話し掛けると、カズキが「待って、お父さん」とユキヒロのシャツの袖を引っ張った。

カズキは「お父さん、お仕事頑張ってね。僕は、お父さんが居るから、お母さんが居なくても寂しくないよ」と少し涙目になって居た。

ユキヒロが「お父さん頑張って来るからな。そんなに泣くなよ」とカズキの涙をタオルで拭いた。

ユキヒロはカズキに手を振り、システナリア社の内部心理科に向かって居た。

坂田が「いらしてくれて、ありがとうございます。本当に助かります。こちらにお願いいたします」と内部心理科の事務所まで案内された。

ユキヒロが「本日、こちらに配属となりました。ユキヒロです。よろしくお願い致します」と皆にお辞儀をして居た。

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