第67話 カズキ
ユキヒロが「ミミア、生まれそうなのか?」と大きなお腹を支えながら苦しそうにしているミミアを心配していた。
ミミアが「う、お腹が痛いわ」と布団の上で産気づいて苦しそうにして居た。
そして生まれたのがカズキだった。
「おぎゃおぎゃ」と赤い顔をしてカズキが泣いていた。
看護師が抱きかかえて「ほら、お母さんですよ。男の子です。おめでとうございます」とミミアにお祝いの言葉を述べた。
ミミアが「カズキって名前は?数ある中に希望を胸に抱いて歩いて欲しいって気持ちで付けたの」と嬉しそうに話を始めた。
ユキヒロが「そうか、その名前良いな」とカズキの顔を見て微笑んでいた。
ミミアはカズキに指を掴まれながら、静かに眠っていた。
看護師が「疲れちゃったのね?ママと一緒なら大丈夫そうね?」と笑顔で見回りをしに行く。
そんな平和な病院で誰も見て居ない病室で、お金を盗んでいく強盗がチラホラいて、「そこに居るのは誰だ?」と警備員が懐中電灯を照らし追いかけて行った。
そこの違う病室にはミミアが居てミミアに犯人が「起きろ」と起こして病室を出るように言われた。
そこの隣で眠っていたカズキも、グズリ出したのだ。
病院から電話でユキヒロが「どうしましたか?」と声を掛けると、看護師さんから「ミミアさんが犯人に捕まりました。早く助けに来て下さい」と言う電話があった。
電話があって病院に駆け付けると、犯人のシュンヤが「お前も道連れだ。死ぬがいい」と脅されて、屋上からミミアも死んでいた。
ユキヒロが「遅かったか?もう少し早ければ助かったのに」と涙を浮かべて後悔をした。
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