第65話   幸せは突然に

チナツが「マナエ、ユウト君が話したい事が有るって」とマナエに声を掛けた。

マナエは「今行くよ」と話し掛けて、ユウトが1階で待って居たところで「あ、待たせてごめんね。話って何?」と話し掛けた。

ユウトが「あのさ、こないだ俺達の事を見ていたよね?俺達の事を知って居ると思うけど、付き合って居るからさ。ごめんよ」と気持ちを伝えに来た。

マナエは「そっか、ありがとうね。別れることになってしまうけど、ミミナとは仲良くしてやってね」と涙を流していた。

マナエは涙目で、ユウトとミミナが歩いて行く姿に手を振っていた。

そこにマナトが来て「マナエさん、どうしたの?」と声を掛けた。

マナエが「私もユウトの事を想って居たけど、その好きな相手が友達だったからその幸せを祈ることにしたよ」とマナトに泣いている理由を話した。

マナトは「そっか、それは辛かったな。よしよし」とマナエの頭を撫でた。

マナエは「ありがとう」と感謝を述べて、マナトがタオルをマナエの手に渡して拭いた。

マナトが「本当にその人の事を好きだったのか」とマナエの気持ちを察した。

マナエは、マナトに「好きだった人と別れた事ある?」と訊ねると、マナトが「そりゃ、何回も有ってでも別れも有るから出会いもあるんじゃないか」とマナエに話し掛けた。

マナエは「ありがとう。人は見かけによらず、たまには良い事言うね」と笑顔で話し掛けた。そして幸せになれずにいたマナエとマナトは「これから幸せになっていこうね」と思いを新たにして2人は幸せへの道を仲良く歩いて行った。

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