第53話    リョウタ

カゲハが「リョウタさん。今ご飯できていますよ」と声を掛けた。

リョウタが「分かった。今行くよ」と大きな声で2階からカゲハに声を掛けた。

カゲハはチナツがまだ赤ちゃんで、ご飯を離乳食から食事を上げていた。

カゲハがチナツに食事を与えると、パクパクと美味しそうに食事を食べていた。

朝からリョウタの携帯がプルプルと鳴り、リョウタが「はい、おはようございます。リョウタです。ご用件は何でしょうか?」と電話に出た。

社長から「私は、6代目のシステナリア社の社長で川原と申します。リョウタさん、本日申し上げにくいのですが、こちらのシステナリア社の内部心理科で働いて頂けないでしょうか?」と電話が入った。

リョウタは「分かりました。特に用事もありませんので、そちらでお仕事させていただけるなら喜んで仕事をさせて頂きます」と話をして電話を切った。

すぐにスーツとシャツズボンを新調して、デパートで購入した。

リョウタは新しいスーツにシャツにズボンを家着から着替えて、すぐに会社に向かった。

リョウタは「あの、初めまして。リョウタと申します。本日、システナリア社の内部心理科にてお世話になります。よろしくお願いします」と深々とお辞儀をして、内部心理科のドアを叩いた。

社長が「すまないね?今は内部心理科も人手が足らなくて、トモヒロさんが定年で辞めてしまったので、ミツヒロさんとトモノリさんしか居ないので申し訳ないのですが、今回の依頼の仕事を担当して頂けないでしょうか?」とリョウタに頼んだ。

リョウタが「もちろん。こちらとしても良い仕事に中々巡り合えず、困っていた所でした。仕事の話を、ありがとうございます」と社長にお辞儀をして嬉しそうにして居た。

依頼のチラシに「私の大切なオルゴールを探して頂けないでしょうか?」との依頼が舞い込んできた。

ミツヒロにリョウタが「あの、この依頼ですが何処で落としたか何時失くしたか、詳しい情報は無いのですか?」と尋ねた。

ミツヒロが「今の所、そういう情報は無いですね」とリョウタに話し掛けた。

リョウタはチラシに書いて有る電話番号に、電話を掛けた。

リョウタが「システナリア社の内部心理科に本日配属になりました。リョウタと申します。よろしくお願いします」とご依頼主であるリョウコに自己紹介をした。

リョウコは「本日お電話を頂きありがとうございます。早速ですが、私の大切にして居たオルゴールが無くなりまして、探して頂きたいのですが、お願いできますか?」とリョウタに尋ねた。

リョウタは「大丈夫です。こちらこそ、ご依頼いただき嬉しく思います。どうぞ、最後までお付き合い宜しくお願い致します」と話をして電話を切った。

リョウタは、チラシをコピーして、オルゴールの情報を探しに車で向かった。

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