第22話  パニック

ショウタが歩いて居ると、汗がボタボタと垂れていた。

恵子が「ショウタ、そんな所で止まって居たら危ないでしょう?」とショウタの後ろを歩いて居る恵子が足止めを喰らって居た。

ショウタが「こっちは熱いのに歩けって方が無理だろう?」と話をして居た。

サナギが「2人して、何其処でモタモタして居るんだ。早く来ないと置いて行くぞ」とリュックを背負いせっせと歩いて行く。

ショウタが先を急いで歩いて居ると、サナギが「ショウタ、そこにウサギが居るぞ」と指を差した方向にウサギが居た。

ショウタが「本当だ。こんな所にウサギが居るんだね」と汗を拭きながら答えた。

ウサギは川が流れている石の上で、木の実をせっせと食べていた。

真直ぐと歩いて行くと、其処には石の道が出来ていて、川の水面と枝が長く出ている新緑の葉が水に浸かるか浸からないかと言った所で雫を垂らしていた。

其処でショウタが、足を滑らせて、足をばたつかせて石を手で押さえながら、「助けてくれ」とサナギ達に助けを求めた。

サナギは、縄を木に縛り付けて、ショウタの身体に浮き輪を持たせ、浮き輪に縄を縛り付けてショウタを沖へと縄を持って救い上げた。

サナギが「ふぅ~、これで助かったよ」とショウタが無事でよかったと安堵の表情を浮かべた。

恵子が空の様子を見て「あら?雨が降って来るみたい」と空に暗雲が立ち込めていた。

ショウタは全身びしょ濡れでバスタオルを体に巻いて焚火を起こし、洋服を乾かした。ショウタの洋服がやっと乾き、焚火の火を消した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る