第17話   帰宅

サナギが「ただいま」と家に帰って来ると、ショウタが「お父さん、お帰り」とサナギを玄関から出迎えた。

恵子が「あら?サナギさん。洋服が真っ黒ね。どうしたの?」と驚いていた。

サナギが「あぁ、それがさ。ご依頼人の指輪を一里離れた畑で探して居たら真っ黒でさ」と物思いにふけっていた。

恵子が「ふーん。そんなに必死になって探していたのか」と心の中で感心していた。

ショウタが「お父さんの仕事は、困った人に対しての依頼を助ける救世主だね。かっこいいから、俺もなりたいな」とはしゃいでいた。

恵子が「こら、ショウタ。ご飯だから、そこら辺でジャンプしないで座りなさい」とショウタに注意をした。

ショウタは「はーい」と簡単な返事をすると、そこに座り、恵子が「まったく、返事だけは立派ね」と呆れていた。

そこにサナギが洗濯機に洋服を掛けて、ご飯の支度をして席に着いた。

今日の事をサナギは日記に付けるのだった。

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