第10話   新たな仕事

朱美が「サナギさん。あのさ、私の周りでうろちょろされても困るし、目障りなのよね?仕事辞めてくれない?」とサナギに声を掛けた。

背中にかけて長い髪をサラリと手で掻き分けた、朱美は屋上を後にした。

サナギは「あの、僕、この仕事が向いていない様な気がするんですよね?」と課長に辞表を渡した。

課長が「キミキミ、此処で仕事を辞められたら、困るんだよ。」と指を刺されて怒鳴られていたが、サナギは「ごめんなさい。今回限りで辞めさせて頂きます。」と言って荷物をまとめて社内を出て行った。

ブーブーと携帯のバイブが鳴っていたので、サナギは携帯に出た。

電話口から「おめでとうございます。あなたは、この会社の募集要項にクリア出来たので、これからこの会社に勤めて頂きたく思います。」と言う電話を受けて、システナリア社に勤める事になったのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る