《第12話》3度目の政界復帰政権交代

自民党がコレまで賄賂などの汚職や様々な不祥事を繰り返したり、政治改革も進まず分裂、そして続出する離党者も新党設立や移籍で自民党に反する党派の連立で、昭和のゆとり穏健派ツネオは非自民・非共産8党派の連立政権に合わせる事を決断した。

昭和のゆとり穏健派ツネオは公明党に再度復帰し、民社党や日本社会党などの力を借りて自民党を下野に追い込ませるべく、自らの威力と圧力と権力を武器に政権交代を実現させた。

そして自ら属する公明党が民社党や日本社会党などと共に政権与党に入り、これまで進まなかった改革案を一気に進行させ、かつて自ら自衛官を務めていた時代を振り返りながらも戦争の放棄を撤廃、罰則付きで喧嘩両成敗を永久に放棄したり、ゆとり・痴漢・詐欺・紅白歌合戦・かくし芸・仮装大賞・よさこいソーラン・喰わず嫌いなど喧嘩以外の両成敗を全て完全認可、憲法改正も早期に実現させるべく、新しいプロジェクトを立ち上げたのだった。

翌年以降を目処に4月1日の時点で12歳以上に選挙権引き下げ、同時に小学校で政治と選挙に関する授業必須化、中学・高等・大学・専門学校においては各校内での前日投票を行う等、これを成立させたり、10年かけて都市部と地方の路線バスにおける紙回数券から磁気式プリペイドカードへの完全移行を急務させる事も急がれていた。

国内の営団・公営交通全般のオール民営化、日本放送協会の分割民営化とバス事業の民間移譲、日本道路公団の一括民営化、自衛隊の防衛軍化、非核三原則撤廃、勤勉革命推進、国民福祉税と自転車税の導入、これ等を数年かけてでも実現させる為に連立政権を組む党員一同、動き続けたのである。

昭和のゆとり穏健派ツネオは新しい歴史と時代の変革に着手するべく首相らとチカラを合わせ、慈善活動と並行しながらも良き世の中を守り、自民党に出来なかった事をやり尽くしたのだった。

しかし、日本社会党の委員長が連立離脱を宣言、早まる総辞職で独自路線を貫く沖縄と北海道、そして日本と唯一仲の良い国である台湾を守り、支援を強化させる事は困難となり、昭和のゆとり穏健派ツネオは自由改革連合に属するかつての盟友などと共に二大政党制への再編に向けて新しい巨大政党、新進党を結成させたのである。

その翌年の西日本広域巨大震災事件や東京地下鉄サリン散布テロ事件を受け、官邸の危機管理は更に弱体化が進み、その年の参議院選挙で自社さ3党を敗北に追い込ませた。

その翌年早々に首相は退任、日本社会党は社会民主党に党名変更し連立政権を継続、昭和のゆとり穏健派ツネオは反自民・反社民勢力を高め、かつての盟友などと共に力を合わせ、候補者を大量に擁立し次の総選挙での政権交代に向け、国民から沢山の支持を得る為の新たな慈善活動を始めた。

それは、三大特殊法人が集金したみかじめ料を使った予算案として、特にトイレットペーパー未常備の箇所をはじめ、公園・海水浴場・鉄道駅・教育施設など全国各地の全てのパブリックトイレに和風便器専用温水洗浄機器を先行設置させる事だった。

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