社畜
私は中学生から普通に過ごすようになりました。
その頃からは、ゆーくんは消えました。
家庭教師と一緒に勉強し、高校卒業資格をとり、大学を出て、いい会社に就職しました。
働き出して、健康診断で注意されても働いていました。
友達に、「辞めなさい」と言われました。
でも、私はやめませんでした。
だって、人よりも劣っている自分が、この会社に入れただけでも奇跡なのです。
辞めたくはありませんでした。
それからしばらくして、ゆーくんの声が時々聞こえるようになりました。
ただ、部長に勧められた薬を飲むと、聞こえなくなりました。
いつしか、毎日その薬を持つようになりました。
さあ、今日も社畜生活。がんばります。
私が生きていいと認められるために。
次の更新予定
2024年9月29日 00:00
2024年9月29日 07:00
2024年9月29日 18:00
命 にゃん @habataku
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。命の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます