2 完
通ってた小学校では昔。教師かな。焼身自殺があったんだって。理由んなもん知らねぇよ。
中学校では閉じ込められた奴がうんたらかんたらってな
とにかくそう言う話に事欠かねぇ場所なわけ。どの話にも首吊りなんて聞いたことないけど。
聞いてないだけであんだろうな
あー。思い出した。老齢の男には娘が居てさ、病気で若くして亡くなった。そっから娘さんの名前を呼んでいたり。徘徊したりが増えたとか。
無関係だな、この話も。
納得してぇんだよ。理由らしい理由。ずっと見えるんだからさ。
そうだっけ?
そんなことあったか?
彼女?
知らねぇよ。あいつなんか
何の話だよ、それ。
お前さ、誰。
は? 嘘だったのかよ。この手の話集めて取材してるって言ってたろうが。
同級生? お前なんか知らねぇ
あー。居たかもな
それと俺の彼女関係あんの?
悪ぃな。そんなこと忘れてたわ
そうだな。死んだんだ。あいつ首をくくって見せつけるようにな。
迷惑だったなぁー。
それからだな。出るようになったの
迷惑過ぎ。死んでまで出るなんてよ。
で? お前は? 腹いせか?
俺がなんだって?
知るか。バカ。死んでなんかねぇわ。戯れ言ばかり言ってろや
お前こそ生きてねぇんじゃねぇの。それか友達とやらの復讐か?
寝言は寝て言え。
せいぜい、騒いでろ。
一生言ってろ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます