第2話⑥

第14話

私達は続けて、その場で話をしようとしたけれど、お互いに忘れていることがあるような、、。



      オムライス!!!   


ベル

「あの、そういえば私達、お互いに学食エリアに居たってことは、夕食まだでしたよね。

あの、シャイン様も学食をお召し上がりになるのですか?」


相手が王子様だと分かり、失礼のないように

敬語で話す私に対して彼はー。


シャイン

「ベルさん、敬語はいらないよ。これから同級生だからね。僕のことは、シャインと呼んでくれて構わない。うん。実は僕も、これから3年間この学園の寮で生活することになってね。」


身分の高い方のはずなのに、親しみやすさがあって、それでいて大人びている彼は、私よりも

ずっと年上のようだった。


敬語はいらないと言ってくれた彼。


タメ口なんて、本当は恐れ多いけど、、。


ベル

「そんな、、ありがとうござ、、ありがとうシャイン。私のことも呼び捨てで呼んでくだ、、呼んで!」


思い切って、ぎこちないタメ口で話すと、

彼はとても嬉しそうだった。


シャイン

「うん!ありがとうベル!これからよろしくね!」


こうして、思いがけず、この日から私は国の王子様と縁を持つことになったのだ。

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