《あらすじ》
人類は、絡繰り
ある日の深夜。船に衝撃が走る。船を管理していた貴族たちは、敵国の襲撃と勘違い。守るべき市民と船を捨て逃げ出してしまう。スキルで船がまだ死んでいないことを知ったラーニャは、船に残された半妖たちと共に船に修理を施していく。船に衝突したのは、バルムス帝国の兵士たちが乗った小型船だった。ラーニャはスキルで彼らが同じ人間から虐げられてきた事を知り、彼らの命を救う。そこへ、事の成り行きを見守っていた帝国の輸送船が姿を現す。
貴族は処罰され、船や多くの命を救ったラーニャはガレリア王国国王クルト・シュタベルに気に入られディレル・ノヴァ地区の管理者となる。輸送船には、帝国の皇帝ファルゴ・ミュドラスと十二番目の皇后マウラ・ミュドラスの子である王位継承順位第三位ナヴァン・ミュドラスと数百人の市民や兵士が乗っていた。ラーニャは、彼らの面倒を見ることになる。
皇帝の子でありながら、ナヴァンは脳天気でポンコツ。いつもへらへらしていた。しかし、帝国から逃げてきた者たちはナヴァンの事を心の支えだと慕う。ある日。捕まったはずの貴族の娘がラーニャの命を奪いにやって来る。二人の争いを止めに入ったナヴァンが刺されてしまった。
ラーニャの管理者としての最初の仕事は、スキルを駆使しての有能な人材の確保だった。優秀な人材は、次々と見つかる。が、ほとんどが人間。ラーニャは、勇気を振り絞って声をかけようとする。が、ことごとく失敗。さらに、地区内で起こる様々な問題を全て一人で解決しようとして体を壊してしまう。
ラーニャは、欠点の克服を目指す。が、自分を見失い、周囲から孤立していく。そんな時、ナヴァンから《欠点にはその人の良さも含まれている》と教えられる。そこへ、他地区から貴族ギュリアン・ハッシュがやって来た。ラーニャは、管理者としての権限を奪われ地区から追い出されてしまう。
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