帰宅
第6話
古い木造アパートまたたび荘。
六部屋あって、私の住んでいるのは一階。
三号室の角部屋。
部屋のリメイクを自由にしていい。しかも、トイレと風呂場が別で二部屋もあり家賃格安。
外観は古いけど、かなり気に入っている。
鍵を開けて中に入ると、部屋の中は蒸し風呂。
「ただいま。窓、窓開けないと」
誰もいない部屋に声を掛けて入るのは習慣になっている。
部屋の窓を全部開けて扇風機をかけると温くなった部屋の空気が動き出す。
部屋の隅にあるエアコンを扇風機の風にあたりながら見る。
夜は窓を開けっ放しで眠るわけにはいかないので、エアコンをかけるから節約のため我慢。
それにしても暑い。
ベタベタになった服を着替えて溜まっている洗濯物を片付けよう。正午は過ぎてるけど、この日差しならすぐ乾きそう。
箪笥からノースリーブを取り出して脱衣所に向かう。
そうそう、タオルも忘れずに。
着替えて汗に濡れたTシャツとタオルを洗濯機に入れる。
いつもより柔軟剤多めにしとこ。
「さてと、洗濯終わるまで頑張ってみるか」
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