第6話

(土井川の音吉)

三宅の音吉狐は変わった数珠を足に付けている狐で三宅の人達のお手伝いをして生計をたてていた。


朝になると土井川に来て夕方になると何処かに帰って行く。


何処に住んでいるのか誰も知らない。気立てが良かった為、油揚げや握り飯を貰って可愛いがられていた。


周りにはイタチが多く鶏がイタチに殺されると必ず音吉が敵討ちをしてくれた。

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