第2話

(○○銀行江戸美人)

天美の踏切の辺りに雨が降ると人の姿で現れて男に傘を勧めて話し込み、土壺にはめたり手土産の寿司等を奪って行く。


とても美人なので狐と知りつつ騙されても悪い気がしなかったそうだ。


(阪南裏狐)

阪南大学裏にある狐山の狐は道の掃除が日課で礼儀正しく村人が通ると挨拶をするので村人が油揚げを投げてやると頭をペコリンコと下げて何度も下げて見送った。


(神社大和川狐)

天美の許曽神社大和川は大和川反対運動で戦い100歳の誕生日に堺の鉄砲うちの仙三と戦った。


天美の許曽神社には子狐が何匹かいて神社で良く遊んでいた。


ある日、昼の日中、家の前で遊んでいた子供がほんの暫く目を離したすきに神隠しにあって居なくなった。


警笛太鼓を叩いて村人を集めると探しまわったが夕方になっても見つから無かった。


その時、何処からか子供達が5・6人賑やかに連れだって帰って来た。


その中に神隠しにあった子供がおり皆たいそう喜んだ。


神隠しの間の事を聞くが子供は全く覚えていなかった。


翌日、お婆さんの家に昨日の子供達がやって来た。


お婆さんは昨日の子供達が天美の許曽神社の子狐達で、お礼を貰いにきたと分かった。


お婆さんは昨日のお礼に男の子には畑で取れた野菜と女の子にはお菓子をかき集めて持たせて帰らせた。

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