第2話

少し前にゆきえに、私の好きな人のことを話した。

そしたらゆきえは大爆笑。

私たちの仲は今、険悪になっている。

付き合うと言ったときには、どんな相手でも応援するよなんて調子のよいことを言っていたのに。今では私が好きな人を、なおみや櫻子たちと一緒になって貶しているので、人とはわかんないものだ。





 水槽を抱えて少し歩いてから、いきつけの喫茶店に入った。小さなアクアリウムと一緒になったところで、私たちのことも変な目で見ずに、席をふたつ用意してくれた。

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