雨線路2

第30話

p22


受話器をおいて、振り返ると優波が笑っていた。

「おじさん、今の彼女?」

「田山さんね。」

「いつもシフト違うから、今度紹介してくれない?」

「うちの喫茶店は、出会い系じゃないからね。女性はガード固くしてるの。」

「いいじゃん~。」

「だめ~、優波君は彼女いるでしょ。」

「どこから、聞いたんですか!」

「さる筋から。」

「アネキのやつ・・。ことの言う事なんか聞かないでくださいよ!」

「私から見ると、優波君は・・まだ子供だねー。」

「なんで、子供っ。」


そういう優波を放っておいといて、キラシルンのメールをうつ私。

・・・・・むきになる所が子供らしくて、仕方ない。

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