紅茶時間2

第25話

P17


 

 前田は、「その日、彼女にきいてみます、彼女、ギターが上手いからBGMを。」と乗り気で、ことりは「私は、苺のクッキー焼いてみますね。」と厨房から出てこない。

 他の従業員たちも「他にも何か・・・何か・・・出来る事を!」と頭をかかえる。

 

 小さいキラシルンなので、一時間ごとにお客様を入れ替えし、そのイベント名は「キラシルンに如月高校がやってきた!yahyahyah!」とか「如月高校inキラシルン茶会」、「如月まつり~お茶をたててます」・・・・そうそう、子連れのお客様のためのメニューも必要よね?と急きょ、オムライスをメニューに入れる。

 

 もっと、来ていただけてお得になって、リピーターになってくれるといいよねって、「200円割引券(●月●日より有効、一回限り)」を大量印刷した。

 

 久しぶりのイベントモードの準備に、皆楽しそうだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る