〇oその一言が、言えなくてo〇

第3話


あの日を私は、今も


忘れはしない。


貴方との巡り会いは・・・



運命でしかない。と、あの時は思いました。



運命の様に、結ばれた二人。


そして愛し合い共に過ごした3年間。


今も私は、忘れられずにいます。



今は、貴方はどうしていますか?



些細な事で、まだ貴方に


甘えていただけの私は


貴方を傷付けたのに・・・



ただあの一言が、言えなかった・・・



些細な事と、今では思います。


本当に、貴方は運命だと思っていたの


なのに私には、素直さが



無かったのかもしれないね?



貴方は、優しいから


私の気持ちを分かってくれて


『少し離れようか?疲れているよ?』



と、私を残し部屋を、出て行ったね?



あの時素直に、独りにしないで!


と、言えていたならば


貴方はまだ、隣に居ましたね?



あの時素直に、居れたなら。



いくら涙を流せど


もう、貴方は居ない。届かない。


いつも言っていた『愛してる。』



今でも、貴方から聞きたいです。



あれから、もう5年経ちましたね?


貴方は、どうしていますか?


元気ですか?幸せでしょうか?



私はもう、新しい人が居ます。



でも、貴方とは違い


心から愛する事は、出来ません。


貴方ではないから・・・



貴方であれば・・・



今はもうお互いに、思い出の3年間。


今も、忘れはしない思い出です。


貴方の口癖や、煙草の香りも



忘れはしないでしょう・・・



あの一言が、言えたならまだ


貴方は、側に居てくれたね?


子供でごめんね?



もう、今は思い出。でも貴方との思い出だけは忘れない私です。

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