第三章    ~ 封印 ~

第36話

「あなたが読んだんでしょぉ?」


それしかココロ辺りがナイ・・・


『ワタシじゃナイ

わ』


『あっ! あなたあの封印をといてしまったのでしょぉ?』


やっと分かった顔で


彼女が言った・・・


そして、それだけ言うと


またあの微笑に戻った・・・


「あなたに逢いたかった」


やっと出たのは・・・


コノコトバだった・・・

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