第五章    ~ 眠り姫 ~

第6話

黒く大きなその瞳・・・


扉から吹く風にそっとなびく長い髪・・・


躰を纏う純白のドレス・・・


月明かりに浮かぶ姿はまるで人形のよぉ・・・


その姿からして12歳位だろぉか・・・


幼きひとりの少女が


ワタシの瞳に映る・・・


妖艶な美しさと冷たい瞳に


ワタシは掴まり


ただ立ち尽くした・・・

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