†希望の無い光†

第13話


明ける事の無い。


そんな静かな夜。


独りで孤独な闇の中で・・・



朝が来る。そんなただ過ぎ行く日々・・・


壊れてしまった


動かぬ刻の止まった時計は



ただ悲しみだけを刻み、紅色に染まる・・・



誰か私に、教えて下さい。


もう全て失い命だけの


私に、もう失うもの等無い。のだと・・・



全て失う事等、無いのだと・・・



希望と悲しみ・・・


光と影・・・


幸せの背中合わせの絶望・・・



どうして私は、過去の傷に囚われる?



悲しみと傷に麻痺した


狂った思考回路で見る世界は


美しくもない。



私は、どうして夢が見れないの?


もう失う物は、命だけになりました。


そして全ては、もう還らない・・・



茨城が張り巡らされた心・・・



助けてほしい?


助けてほしい訳じゃない。


寂しい?そうじゃない。



矛盾の中の孤独な闇の中。



救いが欲しい。


でも、私を護る私に


勝てますか?



自分で自分を護る。そんな私に勝てますか?




答え等要らない。ただもう大丈夫。ただそれだけを聞いて、安心して眠りたい・・・

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