・・・サクラヒトヒラ・・・

第3話

貴方と、離れてから・・・


もう半年ですね?


貴方が、転勤になり・・・



離れ離れになった、ワタシと貴方・・・



最後に貴方と、また


一緒に過ごす約束は、桜の木の下で・・・


舞い散る桜の花びらを



1枚貴方が、拾いワタシにくれました・・・



貴方は笑顔で、これを


押し花にしていつでも、思い出して。


そう笑顔で、微笑みました・・・



あれから、貴方の居ない日が続きました・・・



寂しくても、桜の花びらの


押し花は枯れる事もなく、夢でも・・・


貴方に逢えたなら・・・



それだけを、思いました・・・



あれから、寂しくなれば


押し花を見ては、貴方の欠片を


探しては、微笑みました。



夢でも、貴方に逢えたなら・・・



そして、貴方からの


『もう、帰るから。』の連絡が


来た瞬間、涙が溢れました・・・



夢の中だけの、微笑む貴方とまた2人で居れる・・・



ずっと、半年間押し花を見ては


夢でも良いから、逢いたい。


それだけを思いました。



押し花は、貴方の気持ち。離れぬ様に。と・・・



明日貴方に逢えますね?


押し花に微笑みながら


夢の中の、貴方に甘えて明日は・・・



本当の貴方と、また一緒・・・



桜の花びらが散っても、サクラヒトヒラ。咲き誇るのは、貴方への愛・・・








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

・・・あいのうた・・・ 桜桃 真琴/サクラモモ マコト @sakura_momo_makoto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

同じコレクションの次の小説