第379話

それからしばらくは、平穏な日々だった。



潤と真美の呼び出しを断り、海がコロッケパンを買う。



夏流がコーヒーを買って、いつもの個室で朔といちゃつく(?)のを眺める。



お昼を雅人さんと一緒に食べて、仕事終わりに買い物をして帰る。



そして秋と合わせた休みを楽しく過ごした。




そして、生徒会長の彼女、はというと、私と接触することはなかった。



売店に何かを買いにくることもなく、会いに来ることもない。



このまま私が探さなければ、そのまま関わり持たなくて済みそうだ、なんて安心していた私。



そんな私の軽い気持ちは、すぐに打ち砕かれる事になる。



経験したことのない、理不尽な悪意、


自分の快楽のため、他人を省みない一方的な行為、



私の身体も、心も、そんな゛他人゛の手によって、大きく傷つく事になる。



それを見る2人の女の目には、愉悦しかなくて。



嫉妬は、人を変える。


そしてまた強欲も、人を変える材料となるのだ。

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