第378話
秋の顔が、情欲に歪む。
私の指は、胸の突起から降り、引き締まったお腹へと下っていく。
反対の手は休みなく腿をさすり、秋の身体は熱く反応する。
「………ック、」
秋の切なげな息が吐き出され秋自身が反応するのを、自身の身体の下、感触で感じる。
「私ね、秋が私のせいで嘲られるのは嫌だから。だから、そういうとこはちゃんとしよう。」
「・・・・ん。」
私の気持ちは秋に伝わってくれた様で、秋は長い睫を少しだけ伏せて、バツが悪そうに顔を歪める。
「でも、私も、ゴメン。」
「・・・何故謝るんだ。」
私のいきなりの謝罪に苦笑いをこぼした秋は、伏せていた目をまっすぐに向ける。
「ん?んー、いつまでも一緒にいたいって……なにもかもをほったらかしにして一緒に、って感じ、分かるから?」
疑問系だらけの私の言葉に、秋が目を見開く。
「・・・・俺も。」
すぐさまそう言った秋は、嬉しそうに笑った。
「・・・一緒だね。」
「だな。」
お互い笑みを浮かべ、どちらともなく重なり合った唇は、やがて深く、荒い口付けへと変わる。
・・・・結局、夕食前に再び深く繋がりあった私たち。
「・・・・マジ無理。」
外に食べに行くのはいいけど、腰が痛い。
辛い腰をすりつつ、エレベーターを降りることが出来たのは、夕日がすでに沈み、スマホの画面が20時を回ってからだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます