第13話

side 弘人



電話を切って、微笑む。



ガチャリ・・・



「あ、マネージャー?何か良いことあったんですかぁ?」



店の女の子が入室してきて、俺の腕に手を絡めた。



「ん~?ついに秋に【ハルキタル】、なんだよね~。」



「え~?秋様に春様がぁ?」



「ん?違くて。・・・ま、いっかぁ。」



おバカな子猫ちゃんの、頭を撫でた。



「あいつは、完全に似ちゃってるよ。」



・・・あの、【帝王】にね。



「大丈夫。彼女はきっと、゛壊れない゛よ?」



頬を染める子猫ちゃんに呟いた。

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