第18話
これが、私の日常。
大好きな幸樹くん。
親友の麻世ちゃん。
ムカつく英輔くんと、優しい下っ端くんたち。
そして、理人くんと夏樹くん。
少しずつ感じていた距離や不安は、幸樹くんの一言であっさりと吹き飛ぶ。
なんて、愚かだったんだろう。
私の日常、なんて、
大きな、いや、ほんの小さな力で、
こんなにもあっさり、崩れ落ちるというのに。
それはたとえ、″切り替えた″としても、変わらない現実だ。
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