第23話
人に疎まれた私の、
生きる唯一の支えが父だった。
それももう叶わないのなら、
唐突なる死で、この世から救って欲しい。
私が期待したのは、死そのもの。
火炉こそ私を、必ず殺してくれるのだから。
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