第34話
季節もすっかり夏に入って、暑さに辟易し出した頃、学校はもうすぐで夏休みになる。
夏休みといっても、実際は半分もないかもしれない。
特進・進学コースは特別補習があるし、まだ受験生ではないけれど、予備校に通う私は夏期講習だってある。
予備校は、家の最寄り駅にある所。ほぼ毎日放課後から夜22時30分まで授業があるから、お母さんが迎えに来やすいように。
毎回は悪いから私はバスで帰ってもいいって言ったんだけど、女の子だからって言っていつも迎えに来てくれる。
それがお父さんの日もあったり、コンビニに寄ってアイスを買ってくれる日もあったりで、勉強ばかりの毎日の中、癒しの時間だったりする。
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