夜の学校

第55話

夏休みが終わって、今日から私は通っていた学校の定時制へ編入となった。


学校の先生たちの私のウリの噂は奏が誤解を解いてくれたらしい。


でも、白虎もそうだけど、特にまりかに私のことがバレるわけにはいかないから、最新の注意を払っている。


定時制の先生は昼間の先生とは違う先生なので、バレることはない。


問題は部活の生徒だ。だから私は金髪のカツラを被ってメガネをかけてなるべく教室の外には出ないようにしている。


登下校は奏が送迎してくれ、校長に事情を話し、職員通用口まで車で行くので問題はない。


私は新城ゆいかとして、新たな学校生活を意欲的に送っていた。

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