第24話
「とりあえず、婚約な」
「は!?」
「高校は編入してちゃんと卒業できるようにしよう。まだ学びたければ大学も行けばいい。でも籍は高校卒業後すぐ入れるぞ。」
「だ、だから・・・」
「これからはお前の服も何もかも好きなもの買ってやる。なんでも言え。」
「ちょっと!」
「なんだ?欲しいものあんのか?」
「婚約って?!」
「俺の女になるってことは俺の嫁になるってことだろうが。」
当たり前の様に言う奏に言葉も出ない。
「大体捨てた命だろ?拾った俺の好きにして何が悪い?」
ふんぞり返る奏にもう言い返す気力もない。
でも、ホントに捨てた命だ。
この人に人生委ねてみるのも悪くないかもしれないと思ってしまう私は頭がおかしいんだろうか?
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