契約とかしません。初めからガチです。
第24話
「さて。どうしようか?」
着いてしまいました。我が家の駐車場に。
見慣れた駐車場のボロ車。その運転席に何故か見目麗しい社長が妖しい笑みを浮かべてこちらを見ている。
「どう、とは?」
「付き合うのは前提として、」
おい、私は承諾してないぞ!
「こんな出会いなんだから初めからすべてを求めようとはしないよ。俺はどこぞの浮気男と違って誠実だ。」
すみません。社長の方が不誠実に見えます。すみません!
内心謝る私に気づかない社長は機嫌良さげにチラリと何かを見た。
その視線を辿ると、マンションの入り口に誰か座り込んでいる。それが誰か認識した瞬間、ヒヤリと冷たいものが背筋を伝う。
なんでいんのよ。浮気野郎が。
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