【史上最速! 僅か塾卒業後2日でコード入手テイマー現る!】

1名無しテイマー

ヤヨイちゃん、エレ塾卒業2日でエレメンタルコードを手に入れる!!


2名無しテイマー

2日ってマジ?


3名無しテイマー

歴代最速ではないだろうか?


4名無しテイマー

昨日旅講義だったのに次の日に、コード取るってバケモンすぎ


5名無しテイマー

スタメンはボルガンか。Aランク2日で持ってるのはやばすぎやろ


6名無しテイマー

どこで捕獲したん?


7名無しテイマー

初心者旅講義でたけど、もう一人Aランクボルガン持ってた


8名無しテイマー

あれは11歳らしいよ。実質1年と2日みたいなイメージ


9名無しテイマー

それなら、ヤヨイちゃん凄いわ


10名無しテイマー

今期ナンバーワンかもね。ここまで最速は見たことない


11名無しテイマー

エレモンが強いだけのラッキーガールじゃない?


12名無しテイマー

その可能性はある


13名無しテイマー

まだまだ分からんよね


14名無しテイマー

ここからが楽しみだね


15名無しテイマー

さっき話題にあった、塾にいたもう一人のボルガンテイマー。それもさっきコード獲得したらしいよ


16名無しテイマー

速報じゃん


17名無しテイマー

名前はライオンフィッシュ竹中。ライオンさんと呼ばれてるらしい


18名無しテイマー

偽名だろ


19名無しテイマー

尖ってるのがかっこいいとか思ってそう


20名無しテイマー

まぁ、今年の世代は面白そうなのが揃っているってことよね。楽しみだな








◾️◾️





霊石町れいせきちょう



 和ノ国の中央部に位置する小さな町で、古くからエレモンの力を封印する「霊石」と呼ばれる宝石の採掘地として知られている。



 町にはエレメンタルコードの研究施設があり、テイマーが初めてコードを手に入れる重要な場所となってるである。




『解説ありがとう』




 いえいえ、これくらいの解説はエレネットにも載ってるしね。さて、この町にきたが目的はエレメンタルコードの獲得である。


さて、本町のコード・バトラーの黒澤玄斎くろさわげんさい。48歳で着物を着ているおじさんである、威厳を風格のある顔つきでアースエレモン系を使う。



 1周目だとレベル9くらいだが、2周目だと40ほどになる。正直、主人公補正とか加味したら余裕すぎるので、あんまり印象はない。





 さて、早速場所に到着した。コード・バトラーがいるのはかなり大きなドーム型のコロシアムである。





『あら、ヤヨイがいるじゃない』




 え? まじで? どこ?




『隠れてるわよ。アンタを待ってるみたい』

「ふふふ、また会いましたね。これはまさに宿命と言いましょうか」

『5時間くらい待っていたらしいわ』




 あ、5時間くらい待っててくれたんだ。主人公なんだからさっさと次に進めばいいのに。




「ライオンさん、貴方がコードを手に入れられるか試してあげましょう」

「バーサス?」

「その通りです、スタメンは1体のみでいきましょう。ボルガン!」






 彼女はエレフォンからボルガンを放出した。ふむ、エレフォンで確認した所、レベルは21……21? 




 随分と上がってるな




「随分仕上げてきてますね」

「当然です。私は全ての才能を持っていますから、エレモンを育てるのもおちゃのこさいさい」

「あ、そうですか」

「まぁ、負けを認めるというのなら手加減してあげますよ。ふふ、流石にここまでレベルが上がっているとは想定をしてないでしょうし。エレモンとはステータスが重要な要因となっている事は知っているでしょう。レベル差が出てしまえば……」




 そう言って、俺もボルガンを放出した。俺のは29レベルである。ボルガンの進化後、レベル120のダークヴォルニアと一緒に島で訓練をした結果ここまでのレベルに辿り着いた。



 ゲームだと自身のエレモン同士を戦わせたりする事は出来なかったが、この世界だと戦わせて経験値を稼ぐことも可能となっている。


 





「……レベル29!? あ、ふふふ、まさかレベルだけが勝因となっているだなんて思っているのでしょうか? ふふふ、ステータスだけでは勝負は決まらないのですよ」

「数秒前と言ってることが違くない」

「黙れ、勝つのは私です」

「これ、買ったらお金貰えるよね」

「いいですよ。1万あげます」

「おっけー。帰りに妹に焼肉を奢ってるか」

『きゅん! キュンときたわね!』





 ふ、俺はデート代は割り勘だが、エレモンには全部奢る男。この間。モエとデート行ったが、モエは金持ちなので、全部出してくれた。




『家賃代とか払ってますし。外では全部わたくしが払いますわ。わたくしとデート来た時に財布出したらブチギレますわよ』





 そこから、俺はデート代はエレモンにだけ出すことを決めている。あ、そういえば、チカもなんか出してくれたし。






「1万賭けてますよ。負けたら私に払うことになりますが、よろしいですか?」

「うん」

「腹立ちますわ。その余裕……いいでしょう。それなら負けた方は10万払うことにしましょう」

「いいけど。逆にいいの? 貢ぐみたいになっちゃうけど」

「その余裕覆してあげます。払えない場合は私の椅子になることで稼いでくださいね」

「その心配は無用だよ」





 あ、そういえば、ゲームでも勝負が終わった際にエレモンに『輝く小判』を持たせてたら獲得賞金が増える仕組みあったな。



 持たせておこう、これで貰える額が倍になるし。











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明けましておめでとうございます。今年は週に数回更新でやっていこうと思っていますので、応援をお願いします。

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