【ライオンフィッシュ竹中君、やっぱりやばかった笑】

1名無しテイマー

いやー、本当に強かったぜ。ライオンフィッシュ竹中君。バーサスもだけど、座学の授業も凄まじかった


2名無しテイマー

この間スレ立てしてた10歳テイマー君か


3名無しテイマー

将来有望の子だね


4名無しテイマー

和ノ国の今年の新人は黄金期ってこと? 地ノ国も黄金期とか言われてたけど、黄金期メンバー全員行方不明だし


5名無しテイマー

色んな意味で大物だったで。授業中にトランプやったり、なんかレスバトルしてたり。ライオン君が全部勝って終わってたけど


6名無しテイマー

ふーん。座学の授業聞いておけよ笑


7名無しテイマー

確かに笑


8名無しテイマー

正直あの二人だけ別格だから、聞く必要なし。


9名無しテイマー

そんな強いなら楽しみだ


10名無しテイマー

ゴッドリーグだけでなく、全体的にレベル低いとは言われるしね


11名無しテイマー

地ノ国でのグレン見てきたけど、確かに凄まじいぜ。こりゃ、和ノ国が弱いとか言われるのも納得する


12名無しテイマー

うーむ。確かにそれもだけど。こっちも強くなって欲しい


13名無しテイマー

今回のメンバー二人は楽しみだね


14名無しテイマー

コードを誰が1番最初に取るかな


15名無しテイマー

あ、そういえばもう一人優秀そうな子がいた。男子で目つき悪くてヤヨイちゃんに似てたわ。バーサスも勝利してたけど、二人には及ばない感じする


16名無しテイマー

へぇー。地ノ国でもなんか、すごい二人プラスもう一人みたいな感じだったよね


17名無しテイマー

地ノ国知らん


18名無しテイマー

あれだけニュースなってたのに知らないとか笑


19名無しテイマー

まぁ、ええやろ。和ノ国のローカル番組しか見てない奴おるし


20名無しテイマー

和ノ国のローカル番組好きよ







◾️◾️






「おい」





 あら、主人公の弟君が俺に話しかけてきた。名前はカガリ君。黒髪が乱れたようなカッコワイルドな髪型。


 瞳は灰色でワイルドな感じがしてカッコいい!




 俺と同じライバル枠だ。姉、もしくは兄へのコンプレックスが凄まじい。両親が主人公の才能を恐れて別居させてるんだが、それについての申し訳なさ、自分だけが幸せなことへの葛藤。



 そして、実際に主人公と接する機会があったときにその差を如実に知らしめられるからね。


 何度も勝負に負けて、それで闇落ちをしてしまうと……最終的には絶対に勝てないことを悟って、どこかに旅に出ると言って消えてしまうんだよね。


 それ以降シリーズでは全く見かけることがなくなるけども。




 同じライバル枠として、なんともいえない気持ちだ。まぁ、俺はほぼそんなの関係ない生き方とかしてるけどね。





「お前……なんで、あれに勝てた」

「えっと……」





 あ、なんで俺が主人公に勝てたのか気になっているのか。ライバル枠として既に一回勝負はしてるはずだ。最初の町を出るときにチュートリアルみたいな感じで勝負してたな。


 そのときに、嫌というほど才能を感じてたらしい。





 こういう時って、なんて言えば良いんだろうか。




『下手に言い訳してもしょうがないし、正直に言っても良いんじゃない?』





「えと……さ、才能かな?」

「……そうか。才能か……オレは誰にも負けねぇ。姉貴にもお前にもな」

「姉貴には頑張れば勝てると思うけど、俺は難しいと思う」

「……姉貴には勝てるだと?」

「あ、うん。俺は無理かなとは……」





 まぁ、主人公には勝てるだけど俺は無理そうだな。




「……そうかよ」




 そう言われると彼は去った。カガリ君ゲームの時からちょっと尖っていた感じだったからね。


 懐かしいなぁ。主人公に口悪く勝負してくる不良っぽいキャラ。俺は嫌いではなかったぜよ。





『ねぇ、どうするの? ここから』





 ゴッドリーグを目指すから、エレメンタルコードを貰いに行くよ。それと、ちょっと試したいことがあるから島に戻りたい。





『あら、試したいことあるのね』





 うん、レベリングだ。ゲームだと対戦をして倒さないと経験値はもらえなかった。しかし、現実ではそうでない。



 エレモン同士で訓練をすることで経験値が貰えるのだろうか。確認したい。


 まぁ、ある程度は経験値もらえるのは既に確認されてるけど、どの程度なのかとかは分からない。



 レベル1が限界突破120と戦ってどの程度上がるかは気になる。





『それならボルガンは進化個体のダークヴォルニアとさせるといいわね。親子だし、相性バッチリよ』




 確かにな。それにちょっと冒険して一皮剥けた息子の顔を、親も見たいだろう。ボルガンを連れて帰ろう。




 そして、それが終わったら……なぁ、クイーンそろそろ取りに行こうか




『なに?』






 エレメンタルコードを





『アムダからしたらそんな仰々しくいうことでもないでしょ。しかも、1週目のコードバトラーでしょうに』





 まぁね。さてと、講義も終わったし、帰ることにするかな




「おーい、ライオンくん」

「あ、タロウさん」

「今日はありがとー。良い刺激になったよ。またねー」

「はい、こちらこそ」

「コード戦、楽しみにしてるね」




 タロウくん、ゲームでは名前もキャラデザもなかったけど、良い人だったなぁ

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