オファー③

『ー暦様へ


はじめまして、私は七桜なおといいます。

いつも暦さん達が作る作品は拝見しています。いつも感動しながら何度も何度も繰り返して聴いております。

突然のお願いになりますが、もしよければ私も仲間にに入れてもらえませんか?

きっとお力をお貸しできるはずです。

よければお返事をお待ちしています。


七桜より』


「この人はつまり、新しいメンバーになりたいって事か」

「……」

「千尋はどう思う?」

「この人が何ができるかによるとは思うけど、私はいいと思う。ただ、4人以上にはしないで。私はなるべく少数精鋭の今の感じは維持したいから。美波はまぁ、あなたに従うんじゃない?だから、好きにして」

「そうか」

 

 返事をしなければいけない。「今すぐには良くないだろう」という考えはすぐに消えた。


『ー七桜さんへ


はじめまして、暦です。

私たちが作るものを気に入っていただけて嬉しいです。

この度は素晴らしいお話をいただけて驚いています。

具体的な話がしたいのですが、七桜さんは何かSNSはやられていますか?

なるべく早めにお話を聞かせていただけたら嬉しいです。


暦より』


メッセージを送って数分後、すぐに返信が来た。


『ー暦さんへ


こんなにも早い返信ありがとうございます!

SNSは色々やっています。指定があればありがたいです。

今夜であれば夜9時以降なら大丈夫です。

返信をよろしくお願いします。


七桜より』


 なるほど、なら今いるこのSNSを指定して……


「千尋、今夜は夜9時半に集合にする」

「はいはい了解。私も、ちょっとだけ期待してるから」

「よし、返信をしようか」

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