結局、あの後すぐ、

食堂組の人たちがたくさん戻ってきたため……

「あ！佐々木さん。今日はここで食べてたんですか。言ってくれたら一緒に食べたのにー。」

「本当ですよー、私一緒に食べたかったー！」

「あ、佐々木！部長が呼んでたぞー。」

瞬く間に人に囲まれていた。

「おー、わりーな。宮坂と、ちょっと打ち合わせがてら食べてた。今度行こうぜ。

遠藤、部長どこに来いって？」

そう答えながら、人の渦に消えていった。

“今日、終わったら迎え行くから。”

という言葉を残して。

さりげなく、手を頭に添えることも忘れずに。

（本当、なんなの…）

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい