第360話 修行
おはようございます。ロウです。今日は鍛えるぞ。
今、自分達のダンジョンに来ている。ボス部屋訓練をするためだ。ボスを捕え、眠らせ、準備完了。
まあ、俺は今回、鍛えると言っても、念話がメインなんだけどね。ついでに、見習い教師のジョブも鍛えておこうと思っている。指導していくよ。
まずは、ムルルとゴーレム君、そして妖精のリンとフルールの四人組だ。
「四人には、水魔法に挑戦してもらおうと思う。水魔法の杖は、普通のを二本と妖精用を二本用意した。
「分かりました。頑張ります!」
『僕も頑張る』
『リンも頑張る!』
『私も魔法が使えるように、頑張ります』
「後で、また来るから、その時に困っていたら指導するよ。それじゃあ、頑張って」
一旦、四人は協力して頑張ってもらっておいて、次はフェリナとバロン、そしてワイドバッファロー組だ。
「今日、みんなには耐性スキルを身に付けてもらう。クラスは、タンクに設定しておこうか。ついでに、不屈も一緒に覚えられたら嬉しいかな。耐性用の装備を装備して、頑張って欲しい。基本的には、フェリナとバロンが指導する形だ。フェリナ、バロン、後は頼んだよ。また、後で様子を見に来るから」
「はい。ここはバロン君と私に任せてください」
「モウゥ。モウッ」『我輩に任せてくれ。しっかりと鍛えておこう』
次は、ファットダック達だ。ウルが訓練を見てくれることになっている。基本的に模擬戦の相手役だね。
「今日は、みんなに頑強と
「グワワッ」『あたし、頑張るわ。どんどんと強くなっていくわよ』
「グワッ」『ボス。お手数ですが、首輪をお願いします』
「あぁ、並んでくれ。今、訓練装備を付けるよ」
ファットダック五人衆に、
「これでよし。あとはウル、任せるよ。しっかりと相手してあげて」
「グルッ、ガウ」『うん、強くするよ』
「うん、よろしくね。また後で、見に来るよ」
ロコ、カラはそれぞれ頑張るみたいなので、今日のメインの指導相手であるグラニの所へ行く。
『グラニ、お待たせ。それじゃあ、武術訓練と同時に防御訓練をして、回復魔法の訓練をしようか』
「はい!」『はい! えっと、頑張ります』
『指導はしっかりとするから、俺の念話訓練にも付き合って欲しい』
『はい、大丈夫です。よろしくお願いします、師匠』
『回復魔法は、魔法薬作りにも関係してくるから、しっかりと身に付けるように』
『はい! しっかりと身に付けます!』
『それじゃあ、盾と槍を構えて。そうだ。しっかりと訓練部屋の練習を思い出して動いて行こう。真剣にやれば、その分、先に進めるからね。特にボス部屋の訓練は』
『はい! 真剣にやります。準備できたので、行きます!』
『あぁ、来い!』
「やー!」『突く!』
ギリギリ訓練の開始だ。最初は見定め、徐々にギリギリを狙っていく。ギリギリ
徐々に夢中になっていくグラニ。動きが荒くなると、念話で指摘してやると修正していくので、素直なのは成長にいいよな。
『グラニ、脇が開いてきているぞ』
『はい! こうだっ!』
『あぁ、良い突きだ。払いも組み合わせていけ。反撃も警戒して、雑にならないようにな』
「はい!」『はい!』
時々、二重に返事が聞こえることもあるが、それだけ訓練を真剣にやっている証拠だろう。こっちも、その分真剣に相手をして、指導もしていく。
指導にも、目標を設定するのがいいんだ。今の目標は、器用系の槍術である槍操術だ。フェリナが進化した先のスキルだね。薬作りがメインのグラニには、合っているスキルの方向性だと思う。
なので、力や速さ、守り重視というよりは、器用さを重視して槍の操作性能の向上と対応力を磨いてもらう。
槍の操作性能でいうと、槍での受け流しだ。これは守りの動きではあるが、器用よりなので、頑張ってもらっている。
対応力でいうと、視野を広くもってもらうのがスタート地点かな。そういう意味では、指揮スキルの習得は相性が良さそうだ。今後の予定に追加しておこう。
徐々にかすり傷が増えていくグラニ。疲れも出てきて、休んだ方が成長には良さそうだ。模擬戦の終わりに、軽く一撃を入れて終わらせる。
「うわっ」『負けました。ありがとうございました』
『うん。これ以上は、一度休んだ方が成長に良さそうだ。それじゃあ、疲労回復薬を飲もうか。それから、かすり傷を回復魔法で治療できるように頑張ろう』
『はい、ありがとうございます。いただきます』
『まあ、それはグラニが作ったやつだけどね』
『あっ、そうなんですね。……しっかりと回復していますね。今までは、グリッタ師匠に見てもらうくらいでした。自分で使う事なんてなかったので、不思議な気持ちです。……薬って、使われてこそですよね』
『そうだな。そういう考えもあるな。でも、自分達用の魔法薬とかになると、使わずに済むことが一番と思う事もあるぞ。あれを使う状況は相当な大怪我の時だからな。だからといって無いと不安になるから、安心のための薬かな』
『あー、そうですね。安心のための薬ですか。そういうのもありますよね。まだ子供が小さいお母さんが、念のためって言って、薬を買っていましたね。夜、必要になった時に心配だからって』
『どちらにしても、必要とする人に薬が届いて欲しいよな』
『やっぱり、魔法薬って売ったらダメなんですよね?』
『いや、状況と物によるかな?』
『いい場合もあるんですか? どんな場合なんですか?』
『例えば、
『そうなんですね。そういえば、平民に魔法使いっていませんね』
『やっぱり、あの街でもそうなんだな』
『はい。魔法使いの貴族様がいるのは知っていますけど、特別なんだなって思って、疑問にも思っていなかったです。でも、取り込まれた人もいなかったと思います』
『まあ、何の情報もなく使える平民も、なかなかいないだろうからね。そろそろ疲労も回復したかな? 治療魔法の練習を始めようか』
『あっ、はい。大丈夫です。頑張ります』
それから治療魔法の練習から、武術訓練に戻り、もう一度治療魔法の訓練をしたら、一旦休息タイムだ。その間に、俺は他のみんなを見ていく。
ムルル達の所は順調だった。自分にしっくりくるイメージを見つけるアドバイスをしたり、受け入れる体制の人には暗示スキルを使って補助したりしておいた。
バロン達の所は、フェリナが毒魔法を使って頑張っているが、バロンは指導だけでなく、毒魔法の習得にも成功していた。いつの間にか、二人体制になっていて驚いたよ。実は、前から練習していたらしい。
以前は、バロンが溶岩魔法をフェリナに伝え、今度は逆にフェリナがバロンに闇属性の毒魔法を教えていたんだ。さすが、相棒といった感じだね。
ワイドバッファロー達も耐毒は覚えたようで、今は耐麻痺の訓練を始めていた。今までの経験もあるとはいえ、やっぱりボス部屋訓練は結果が見えて良いね。
次は、ウルとファットダック五人衆の所だ。
元々の経験もあり、片方のスキルを習得して、タンククラスは全員が設定していた。頑強と
そこで、ウルがどうやらクラスが進化したらしいので、見せてもらう。
ウルのステータス・オープン。
【名前】ウル(アイスレパード)
【レベル】105
【クラス】タンクLV11
[設定可能クラス]
ブリザードLV100、スカウトLV72、ランナーLV51、スイマーLV4、パワーLV1、インパクトLV10、モンクLV1、リーダーLV9、コマンダーLV3、ウインドLV9、ナイトLV1、ハイメイジLV1
【称号】熟練者LV2
[設定可能称号]
制圧者LV37
【加護】人魔の絆(ロウ)、試練の導き
【スキル】柔軟LV46、操泳LV4、
【魔法】
メモして整理する。
【名前】ウル(アイスレパード)【レベル】105
【称号】熟練者LV2、制圧者LV37
【加護】人魔の絆(ロウ)、試練の導き
【クラス[・表示]、スキル[:表示]、魔法[〇表示]】
[物理系クラス関連]
第一位階
・インパクトLV10
:強撃LV39
・パワーLV1
:剛力LV28
・タンクLV11
:
:頑強LV13
・ナイトLV1 [NEW]
:盾術LV1 [NEW]
[魔法系クラス関連]
第二位階
・ハイメイジLV1 [NEW]
:魔導LV1 [NEW]
〇環境魔法LV27
第一位階
・ブリザードLV100
〇
〇
〇
・モンクLV1
〇
・ウインドLV9 [NEW]
〇
〇
クラス無し
〇
〇
[生産系クラス関連]
クラス無し
[その他のクラス関連]
第一位階
・スカウトLV72
:探査LV69
:
・ランナーLV51
:
・スイマーLV4
:操泳LV4
・リーダーLV9
:激激励LV9
・コマンダーLV3 [NEW]
:指揮LV3 [NEW]
[総合強化スキル]
:
:
:闘志LV27
:不屈LV6 [NEW]
[身体能力強化スキル]
:柔軟LV46
:跳躍LV18
[条件強化スキル]
無し
[攻撃強化スキル]
:刺突LV26
:
:
:切断LV5 [NEW]
[防御強化スキル]
:
:
[回復系スキル]
無し
[耐性系スキル]
:耐熱LV31
:耐衝撃LV28
:耐気絶LV13
:耐混乱LV11
:耐睡眠LV9
:耐精神LV6
:耐冷LV3
:耐麻痺LV3 [NEW]
:耐乾燥LV2 [NEW]
:耐毒LV2 [NEW]
[状態異常系スキル]
無し
[精霊系スキル]
:精霊視LV25
[生産補助系スキル]
:結合LV30
[その他]
:連携LV30
まず見るべきは二つのクラスだ。
[物理系クラス関連]
第一位階
・ナイトLV1 [NEW]
:盾術LV1 [NEW]
[魔法系クラス関連]
第二位階
・ハイメイジLV1 [NEW]
:魔導LV1 [NEW]
〇環境魔法LV27
ナイトクラスとハイメイジクラスだ。
どうやらウルが氷の盾で相手をしていたら、先に盾術スキルを身に付けて、ナイトクラスが増えた。その後、魔力支配スキルを極めて、メイジクラスが第二位階のハイメイジクラスに進化したようだ。
いよいよウルも第二位階クラスか。今はスカウトを極めるみたいだけど、その後は再び魔法系のハイメイジに行く感じかな?
魔法系で言うと、もう一つ新しいクラスが増えたんだ。
[魔法系クラス関連]
第一位階
・ウインドLV9 [NEW]
〇
〇
ウインドクラスだ。これは以前に
それに関連してだけど、二つのスキルが増えている。
[攻撃強化スキル]
:
:切断LV5 [NEW]
切断スキルは、
他に新しいクラスがある。
[その他のクラス関連]
第一位階
・コマンダーLV3 [NEW]
:指揮LV3 [NEW]
コマンダークラスだ。これは指揮の首輪を装備していて、習得したんだ。
戦場の俯瞰的な把握にも役立つから、指揮官だけが使うスキルにするのは勿体ないスキルだね。あらゆる戦いの場で役に立つよ。
後は不屈スキルと、耐性スキルが三つ増えた。
[総合強化スキル]
:不屈LV6 [NEW]
[耐性系スキル]
:耐麻痺LV3 [NEW]
:耐乾燥LV2 [NEW]
:耐毒LV2 [NEW]
いろいろと成長しているね。
この感じだと、近接戦闘もできるけど、基本的に魔法系に進みそうな感じだな。
ロコが近接戦闘系だから、バランスはいいのかもね。まあ、ウルが近接戦闘やりたくなったなら、止める気はないけどね。
さすがに、今日一日では念話の習得はダメだった。出来るだけ自分も含めて最高人数での会話をした方がいいのかもな。
念話の練習には、距離も関係あるのかな? 今度は最大人数で全員がバラバラの遠距離で会話してみるか。ボス部屋だから距離には限界があるけれど、間に壁とか作って、普通の会話が無理な状況の方が成長が早いかもな。
いろいろと工夫をして頑張ってみよう。
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