第46話

そんな焦りを抱きながらも

予定はこなさないといけない




大学まで続けてきた水泳



先輩たちが卒業し部長となってから

忙しさは増した



部長と言っても実際は翼や三夏が仕切ってくれていて

俺は外部との話や責任だけ取る形になってる



自分で言うのもなんだがそこまで

感情が表に出るタイプではなく

いつも無表情でいると怖がられてしまいがちだ



そんな俺を二人がうまくサポートしてくれている



控え室に集まり、滅多に遅れてくることない

三夏が遅れてきたのに少しの違和感を感じながら

会場へ足を踏み入れる




広い会場に多くの観客と報道陣やスカウト

太陽の光が水面に反射してキラキラと揺れる

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