第66話

Sの友達のМ君の愛犬を半月程預かった事がある。




ポメラニアンで1歳の男の子。




仕事で家にいられないとの事だった。

丁度、Sも出張で家にはいなかった。




我が家に連れてこられたポメラニアンの男の子。

名前はキュウ。




『Yちゃん、少しの間頼むね。』





ララを抱っこして出迎える。




『大丈夫だよ。キュウはトイレとか大丈夫?』




私はキュウと何度か会ってるが、ララは初めまして。





キャリーの扉を開けると、キュウが出てくる。





『足は上げないようにしたんだけど、ちゃんとトイレでしてくれない事が多くて。』





ララはキュウの方に寄って行く。

そして、お互いがお尻の匂いを嗅ぎ始める。




『うん。分かった。教えてみるね。甘噛とかは?』




『甘噛はしない。お願いするわ。』





『夜は同じ布団で寝て良いの?』




『大丈夫。』




『仕事の時はキャリーに入れたほうが良い?出しっぱなしでも大丈夫なの?』




『家では出しっぱなしだけど、Yちゃんに任せるよ。後、キュウの使ってるベットマット。』





『分かった。うん、ありがとう。』




М君はキュウを抱き上げ




『少しの間、待っててね。』




笑いかけていた。




『じゃあ、Yちゃん、お願いします!』




『大事にお預かりします。』




手を振って、玄関から出て行くМ君。




ララとキュウは吠えていた。




その後、キュウのトイレを置いたり、キュウのお水も用意をする。




『ララのご飯じゃないからね。』




私の後をついてくる2匹。





可愛い。




連れてきてもらったのは日曜日の夕方頃。





先にララへご飯をあげ、その後キュウに。



お菓子をあげる時もララが先。




そして、2匹の様子を見る。




普通に遊んでいる。




そして、キュウがおしっこをした。




その場所は、ララのトイレだった。

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