第65話

Sと同棲をし始めてから、ララが皮膚病にかかった事がある。




よく痒がったり、毛がボロっと抜けたりしていた。




その時はマイカーがあるので、キャリーケースに入れて病院に向かった。





原因はわからなかった。




薬用シャンプーと玉薬が2種類程出され、1週間後にまた受診。




それからの1週間は毎日、ララとシャワーに入った。





Sが休みの日に1度、ララのシャンプーするよと入れてくれたことがあったが



珍しく、『ヴゥー』と唸っていた。



その後、すぐに私と交代した。




それからSはララとシャワーには入っていない。





Sと住み始めてからも、ララは私の近くで眠る。




私がSの方を向いてる時は私のお尻辺り。



逆を向いてる時はお腹辺り。




仰向けの時は足の間。





Sの近くで眠ることは無かった。




Sと夜の営みが始まると、ソファーかララのゲージに行く。




そして、終わればまた私の傍に。





そんなララも愛おしかったよ。





皮膚病は次の受診の時には落ち着いていて、シャワーの回数も1週間に2回程で大丈夫と言われた。



その後、薬用シャンプーの使用は3ヶ月程続いた。

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