第8話
前作品を読んでくださっている方なら、もうお分りかもしれませんが
私が住んでいる所は北海道です。
2月は雪まつりもあり、観光客はわんさか増えます。
『寒っ!店長、店は近いの?!』
『サイバーだよ。ほら、さっさっと歩け!』
店長の言葉は悪いところもあったけど、優しい人。
この頃の私は店長が好きでした。
店長は私の3歳年上。
さっさっと歩けと言いながら、私の手を握ってくれる店長。
『仕方ないなー、どんだけテンション高いんだ!』
こう言いながら、私は笑顔。
店長の大きな手は暖かかった。
そして、お目当てのお店につき
自然と手は離される。
『いっらしゃいませ。Nさん。いつもの席で宜しいですか?』
『今日はこの子と二人で。Hちゃんとオススメな子連れてきて。』
ウエイターさんがいつもの席やらに案内してくれる。
通された場所は4名様用のBOX席。
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