第34話
「フゥー」
こんなもんか、最初は加減がわかんなかったけど今の感じで大丈夫かな
「、、っ」
意識はあるみたい
「誰かスマホ持ってる?」
は?と声には出していないが、顔をされた
見た感じ後ろのポケットに入ってるな
「借りまーす」
「なっ!」
とりあえず
「もしもし、救急車を一台持ってきてください」
怪我の治療が先でしょ
「はい、、、はい、よろしくお願いします。」
電話を切って返そうとしたら、彼らがすごい顔をしていた
「、、、何?」
「いや、あんた何してんだよ」
「何って、救急車呼んだだけだけど?」
「そんなのはみたらわかんだよ!そうじゃなくてなんで」
「あぁ、こんなことをしたかって?」
そう聞くと首を縦に振った
「どんな理由があろうと例え嫌いな人だろうと助けるのが人のあり方だと思うから」
「、、、」
「それに私がしたことだしね
恨みを持たれても困るのはあたしだから
それを防ぐための処置だから結局は自分のためだよ」
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