第5話

「、、、」




彼はそのジェスチャーの意味が分かったのか静かになる




心なしか耳が赤いような、、、




「古本!」




また、彼と同じように扉を開けた梅本先生




私は受付に置いてあった本を読んでいる振りをして、先生に視線を向けた




何か?と首を傾げる私に先生は声を出す




「おぉ!轍!ここに誰か来たか?」




私はいませんという意味で首を横に振る




「そうか、騒がしくしてすまんな!」




気にしないでくださいとで少し微笑みながら首を横に振る




「じゃあ、暗くなる前に帰るように!」




分かりましたと首縦に振ると先生は扉を閉めて「古本ー!」と言いながら去っていった

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