第14話
そんなことを言われてもここにいれば見つかってしまうし、たか君を巻き込んでしまう
でも、、
「輪廻、、?」
悲痛な声を聞いて無視できないよ
わたしは宙ぶらりんだった腕をたか君の背中に回し、彼の胸に顔をうずめた
彼の体温、匂いに安心してしばらくそうしていた
落ち着いたころにわたしは聞いた
「たか君」
「なんだ?」
「大切な人と大事な人の違いって分かる?」
「いきなりだな、、
そうだな、、俺にとって大切なのは家族や仲間のことだ」
「うん」
「大事なのは輪廻だな」
「、、そっか」
ケンカ別れをした時に彼が何を思っていたのか今までどんな気持ちでわたしの家に来てくれていたのかはそれを聞いて分かった
「だからな、、」
「たか君
わたしにとって大切なのはリツとか今関わってる人たちなんだ
でもね、、大事なのは君なんだよ」
かぶせる様に言った言葉聞いてたか君は驚いた顔をしていた
それから優しく微笑むとあの時したのを消すかのように優しくキスをしてくれた
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