第15話
しばらくそこを動かずじっとしていると不意に空いた扉
思わず警戒したけど
「2人とも大丈夫?」
その声を聞いて警戒を解く
「リツがなんで、、」
「ん?あぁ、隆司が連絡くれて
それでどうしたら助けられるか聞くから多分ここに来るからいるように言って、他の奴らと輪廻を追いかけてた奴らをはんごろ、、、追い返してたんだよ」
「、、そっか」
「発音、2人いた?」
その後ろから今村君がリツに声をかけてリツは頷いた
「じゃあ、あたしらは先に帰るね」
「リツ」
「ん?」
高校時代のリツじゃ考えられないくらい優しい顔をしてる彼女にも多分、大事な人ができたんだと思う
だからこそ
「わたし、大事な人ができたよ」
わたしにできた最初の大切な人にわたしの最初で最後の大事な人を紹介したい
「そっか、大事にしなよ」
リツはわたしの頭をくしゃりと撫でると今村君と並んで帰って行った
「、、帰るか」
「うん」
濃い1日だったけど、きっとこれからこれ以上に濃い1日を過ごしていくんだろなと漠然と思う
静かに繋がれた手を見て心がくすぐったいようなでも離れてくないそんな気持ちになる、、きっとこれが幸せってことなんだろうな
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます