第13話

もうダメだと最後の願いを口にすると腕を横に引っ張られてどこかの建物の中に入った




「大丈夫か?」




かけられた声はすごく会いたくて、焦がれた人のものだった




「、、たか、、くん?」




なんで?どうして?




と顔に書いてあったのかたか君は話してくれた




「情報屋リンを狙ってる奴らが今日お前を襲うって拍汪の情報網にヒットしたんだ


それで実際に追われてると連絡があって来た」




「そっか、、とにかく君はここを離れなよ


わたしにかまってると君まで狙われるから、、かくまってくれてありがとう」




そう言って離れようとしたがたか君は何を思ったのかわたしを抱きしめた




さっき自分の気持ちに気づいたわたしには刺激が強すぎて思わず固まった




「あの、、はなし」




「行かせるわけないだろう


さっきだって泣きそうなのを我慢した顔をしていたのに、、」




「そんなこと、、」




「お前に何かあれば俺は平静じゃいられない


だから、ここにいてくれ」




「、、、」

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